ハッタリロックバンド”サマランチ”のブログ
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江戸元は地面を掘った。
手で土を掘り起こし、横に置いた。
江戸元は1時間地面を掘った。
シャベルで土を掘り起こし、遠くへ投げた。
江戸元は3時間地面を掘った。
スコップで土を掘り起こし、地表へ投げ上げた。
江戸元は5時間地面を掘ったとき、俄に掘っていた穴の底が抜けた。
ストンと穴に飲み込まれ、体が穴を通過した瞬間、体は空中へ投げ出された。
刹那に地面に頭を打った。
「ここはどこだ。」
近くに自分が出てきたと思われる穴があった。
「逆さまに存在する世界だ。」
江戸元は思った。
「表から来ましたね?」
誰かが江戸元に話しかけた。
「オイラ、零音と言います。裏の世界に住んでいます。」
江戸元は聞いた。
「ここはどこなんだ?地球なのか?」
零音は答えた。
「はい。ただ、あなた達の暮らす地表の裏側ですが。」
江戸元は辺りを見渡した。
「土、植物、海、、、何も変わらないな。。。地下にこんな世界があるなんて。」
零音は笑って空を指差す。
「太陽を見てください。」
そこには2つ輝く太陽があった。
「この世界には太陽が2つあるんです。」
地球空洞説。
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